図1 |
■胸パーツのディテール
胸には戦車に必ず付いているスモークティスチャージャー(胸側面の3連の筒状のパーツ)を付けました。戦車の記号を取り入れることにより、ミリタリーロボっぽい雰囲気を演出します。
腕の付け根にあたる部分には、ジョイントパーツを配置しました。
パーツを動かしたときにチラッと見えるジョイントパーツは、リアリティを与えるのに効果的です。
戦車の記号として、リベットとフックも各所に配置しています。うるさくなり過ぎないように注意しました。 |
図2
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■腕パーツのディテール
前腕の背面が、平板で単調だったので増加装甲風に、もう一段装甲を追加しリベットを打ちました。もう一段装甲を追加する方法は、フォルムを変えずに単調さを消す方法として使えます。
やはり単調さを消すために、肘関節下付近にデザイン的に3つリベットを打ちました。 |
図3
図4
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■腰パーツのディテール
当サイトのオリロボシリーズである「STRONG ARMS」のロボット達は、腰にエンジン、または発電機が配置されているという設定です。
排気のためのマフラー(側面の筒状パーツ)と、吸気、廃熱のためのスリット状のディテール(下部の四角いパーツ)を追加しました。
発電機は適宜調整が必要でしょうから、アクセスハッチも追加しました。
メカニズムを想像してディテールアップしていくことも、リアリティを増すために大切です。
戦車に付いている牽引用のフックを前後に配置しました。
動けなくなったロボや戦車を、このフックとワイヤーを使い回収するのでしょう。 |
図5
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■脚パーツのディテール
つま先の形状を、ラフスケッチで描いた四角い形状から、丸い形状に変更しました。脚は全体的に角張ったパーツが多かったので、アクセントとして丸い形状にしてみました。(結果、あまり印象が変わりませんでしたが…。)
膝ジョイントは、他の装甲より作り込みました。他のパーツよりも作り込んでアクセントとしています。他のパーツも膝ジョイントと同じ密度のディテーリングをしていると、まったく効果が出ないでしょう。
筆者はロボのディテールアップは、疎と密のバランスが肝心だと考えます。 |
図6 |
■モデリング終了 前面
これでディテールアップも終わり、ロボ本体のモデリングが終了しました。
ここまでのモデルデータをデータ配布ページにて配布しています。
よろしければダウンロードしてみてください。
筋彫りや、識別マーク、注意書きなどのディテールは、次回の表面素材編で解説していきます。 |
図7 |
■モデリング終了 背面
余談ですが、全高4.4mの機体に、窮屈ながらちゃんと胸パーツ部分にコクピットが入るスペースを確保しています。スコープドッグ並に狭く、戦車の操縦手みたいに寝そべる感じの姿勢になりますが。
ホントに乗ったらすごく乗り心地悪いだろうなぁ…。
次はこのモデルに表面素材を設定していきます。 |