ディテールアップ編01
個人的に一番楽しい工程のディテールアップです。
ここからロボがドンドンカッコ良くなっていくので、作業も進むはずです。


図1
■イメージラフを描く

まずは準備として、ディテールアップ前の素体をレンダリングし、それに大ラフで良いので、手描きでディテールアップの計画を描いていきます。
<準備>の工程でも手描きでラフを描きましたが、ここでも同じようにラフを描くことにより迷いを無くし、作業効率を上げます。


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デザインの変更もこの段階でやっておきましょう。
図1では、つま先のデザインの変更と、前腕をもう少し色気が出るように面を増やしました。
ディテールアップの第一段階は、エッジの面取りですが、面取り後にプロポーションやデザインを変更すると二度手間になり後々面倒ですので、この段階までにそれらを済ませておきます。


各ディテールの配置は、「疎と密」に注意しながら行いましょう。
ディテールアップが楽しく、そのロボ本来の形状がわからないくらいディテールアップパーツを配置してしまいがちですが、適度に全体を見ながらバランスよく配置しましょう。

図2


図3
■ディテールアップ例

当サイトのオリロボシリーズ「STRONG ARMS」は、一応ミリタリー系の世界観の下デザインされています。ですのでディテールは戦車などの、実在の兵器類を参考にしています。
書籍やインターネットで戦車の写真を見ながら、使えるディテールアップパーツを探し、それを参考にパーツをモデリングしていきました。

ミリタリー系ではない、ファンタジー系甲冑ロボは実在の甲冑が参考になりますし、スーパーロボ系は自動車やオートバイが参考になるでしょう。

(余談:実在の兵器や自動車などを参考にディテールアップしていくと、既視感バリバリのありがちなデザインになりがちです。当サイト管理人のオリロボ達も、「それなんてヴァンツァー?」ってよく言われます。うーん。なんとかしたい…。)


図2は肩のパーツですが、各エッジの面取りをした後、フックやリベットでデコレートしています。
肩アーマー前面が平坦で面白くなかったので、一段面を増やし、増加装甲を張り付けました。

図3は膝ジョイント部分です。
やはりリベットをバランス良く配置し、凹みやパイピングを施しています。
個人的に装甲からチラッと見える、細かいディテールの入ったジョイントは、ロボの見せ場だと思いますので、それなりに作りこむようにしています。




では次に実際のモデリング作業を解説していきます。

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